【関節の“動く”と“支える”のバランス】
人間の身体は、関節ごとに
「モビリティ(可動性)」と
「スタビリティ(安定性)」
という異なる役割を担っています
このバランスが崩れると
動きがぎこちなくなったり
ケガのリスクが高まったりします
たとえば、肩関節や股関節は
“動く”ことに特化した関節になります
逆に、膝関節や腰椎(腰の骨)は
“安定させる”ことに優れている関節です
モビリティ重視はこちら
肩・胸椎・股関節・足首
スタビリティ重視はこちら
頸椎・腰椎・膝・足部(土踏まず)
この構造は「関節バイオメカニクス」
に基づいていて、順番に見ていくと
「モビリティ → スタビリティ → モビリティ…」
と交互に配置されています
例えば股関節の可動域が狭いと
隣にある腰が代償動作で無理に動こうとし
腰痛の原因になります
逆に、肩が不安定なままだと
腕の動きの中で痛みや
腱の炎症につながることもあります
つまり、“本来の関節の役割”を理解し
モビリティが必要な関節はよく動かす
スタビリティが求められる関節は
しっかり支える筋肉を強化する
それがトレーニングやケアの基本です
理想の体づくりは
「ただ鍛える」だけでなく
「どこを動かし、どこを安定させるか」を
意識することから始まります
あなたの関節は
ちゃんと役割を果たせていますか?💡

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