知っておきたい体の仕組み
【力こぶときっこう筋】 :拮抗筋
上腕二頭筋と上腕三頭筋は
力こぶを作る筋肉として有名ですが
実はとても面白い筋肉です。
上腕二頭筋は
その名前の通り
二つの部分(長頭と短頭)からなる筋肉で
肘を曲げる働きをします。
上腕三頭筋は、三つの部分
(長頭、外側頭、内側頭)からなる
大きな筋肉で、肘を伸ばす働きをします。
これらの部分はそれぞれ違う役割を持ち
肘の動きだけでなく
肩の安定にも関わっています。
また、上腕三頭筋の筋肉の付き方は
人によって違いが大きく
トレーニング方法によって
鍛え方が大きく変わるのも面白い点です。
上腕二頭筋と上腕三頭筋は
互いに逆の動きをする
「拮抗筋」として働き
腕の滑らかな動きを可能にします。
例えば、物を持ち上げる時は
上腕二頭筋が主に働き
上腕三頭筋が動きをコントロールします。
上腕二頭筋腱反射は
神経の検査の一つで
上腕二頭筋の腱を叩くことで
肘が曲がる反応です。
この反応は、神経の状態を
調べるために使われます。
上腕二頭筋と上腕三頭筋は
筋トレで人気の筋肉です。
これらの筋肉を鍛えることで
腕の太さや形を大きく変えることができます。
しかし、効果的なトレーニングのためには
筋肉の構造や働きを理解することが大切です。
上腕二頭筋は、手のひらを上に向ける動きにも
関わっています。上腕三頭筋は
ボールを投げる動作で重要な役割を果たします。
チンパンジーの上腕二頭筋は
人間よりもはるかに発達しており
とても強い腕の力を持っています。
これらの筋肉について深く学ぶことで
体の構造や働きをもっと理解できます。
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